提案詳細
1.秋葉原西口駅前広場
秋葉原駅西口駅前広場は、秋葉原の玄関口として多くの来街者が行き交う空間である。
しかし、現在の駅前広場は通過空間と化しており、滞留や交流は見られない。
私たちの提案で滞留や交流を促すのみならず、秋葉原の個性を最大限活かした情報発信の場とする。
駅前広場の滞留・交流空間整備
状のロータリーを歩行者空間に再編する。秋葉原駅入り口周辺から秋葉原UDXまでの動線を確保し、かつ大規模なイベントなどを可能にする。
大型ビジョンの整備
既存のエリアマネジメント広告を発展させ、大型デジタルサイネージを設置することで秋葉原のカルチャー発信の場を形成する。
アニメベンチ
秋葉原の文化的な文脈を反映したキャラクターデザインのベンチ「アニメベンチ」を設置する。近年、散見される路上での地べた座りの防止だけでなく、ベンチ自体に広告の役割を持つ。
Business Improvement District (BID)
広場の維持管理や ビジョン運用を持続的に行うため、BID制度による運営体制を導入する。地域の事業者から負担金を徴収する仕組みで民間主導による持続可能なエリアマネジメントの構築を図る。
2.中央通り
秋葉原のメインストリートである中央通りは、秋葉原の文化を維持するうえで重要なスポットである。
夏の高気温化や来街者での混雑などで失われた歩行空間の快適性を、
道路空間の再編、暑熱対策、秋葉原の魅力・情報発信を通じて向上させる。
パークレット
車道を歩行空間化し植栽付きベンチ・広告機能を備えたパークレット(滞留空間)をスポット的に配置する。また、熱環境の改善や木陰の創出を通じ、気候変動に対応した快適な環境を目指す 。
気候変動対策
歩行者の滞留が生まれやすい交差点部や歩道拡幅後の歩道に、日射を遮るパラソルと屋根付きミストを設置することで夏の暑熱環境を緩和する。
SIBの構築
成果連動型民間委託契約(SIB)の活用により、社会実験の財源とする。本提案では気候変動等の効果を指標化し、検証を通じて持続的な運用につなげる。
3.秋葉原ジャンク通り
秋葉原ジャンク通りは秋葉原の個性的な店舗が連なり賑わいを見せている。
しかし、夏季の暑熱や違法客引き、歩車導線の交錯などの課題がある。
私たちの提案で秋葉原らしさを活かし、回遊性の向上が期待される歩行空間を実現する。
セットバック空間の活用
老朽化した建物の建て替えの際に、セットバックを行うことで、従来違法であった客引きやにじみ出しなどの課題を民地で可能となる。
カラフルサンシェードの設置
秋葉原らしい気候変動対策として、単に樹木や植栽の配置だけではなく、特徴的な日除けを設置する。デザインはシンプルながらも秋葉原の個性となる。
時間帯別歩車分離道路
歩行者が安全・快適に通行できる空間を創出するために道路の時間帯別一般車規制を提案する。写真は神戸・サンキタ通り
(出典:KOBE journal)
参考事例:ハジレーン(シンガポール)
シンガポール・アラブストリート周辺のハジレーンでは、路地へのにじみ出しに加え、個性的な日除けや壁面アートなども魅力である。写真はシンガポール・ハジレーン
(出典:OVERSEA , https://x.gd/IUFc4)